FEATURE
09
DOVE Pro-Wrestling
O.K. おもしろいイベントの話をしよう。
ここにPEACEが特集として取り上げさせていただく、DOVE Pro-Wrestling(通称ダヴプロ)のイベントに、もし出かけたことのない方がこの記事を読んでくださっているならありがたい。1度でも「それ」を味わったことのある人とならば、何も私がこうやって夜な夜なパソコンに向かって記事を書いてまで説明をするまでもなくその魅力について語り合えるだろう。けれどもし、これを今読んでいるあなたがまだダヴプロの事を知らないのであれば、「おもしろいことを伝える」という、この記事の担うべき役割を少しは果たせることになるんじゃないかと思う。
初めに断っておきたいのだが、私は決してプロレス好きではない。むしろ、約30年間、ほとんどプロレスの事など考えずに生きてきたし、今後も、別にプロレスの技の名前を覚えようなどどいうつもりはさらさらない。その他の格闘技についてもしかりだ。
でも、そんな私でもこのイベントのフライヤーを街で見つけたら、絶対行くね。残業してくたくたで、次の日も朝早くから会議が入っていようとも。大人になると、そうゆう日ってだんだん減ってくる。遊び方まで、楽な方、楽な方へと流される。だけど、私はあえて言いたい。このイベントにこそ、大人の方にもぜひ出かけていってみてほしい。私なんか、おばあちゃんになっても行きたいね。やたらドレスアップして。
もちろん、プロレスを見るのにドレスアップなんてする必要はハッキリ言ってない。それにせっかくドレスアップしたって、会場内の興奮と熱気で、お化粧なんてぜ〜んぶ落ちてしまうだろうし、ひらひらしたスカートやヒールの高い靴なんか履いていったりしたら、その場に立っているのも至難の技だろうと思う。でも、何となくこの男くさ〜いイベントが、私にはとてつもなくセクシーなものに思えるのだ。だからオシャレして出かけたい。
だって、DJ達のプレイする中、裸の男達が馬鹿みたいにピタピタのパンツ姿で汗だくになって格闘する。いつもはクラブのフロアである場所に、自作のリングを組み上げて、まさに彼らは「馬鹿みたいにマジ」なのだから。馬鹿馬鹿って言ってごめん。でも、そこがこのイベントが「たまらなくセクシー」である所以でもあるのだから、やっぱり褒め言葉として使わせて頂きたい。
ここに、このイベントを楽しむ大人のための(もちろんまだ自分は子供だという方にも)予備知識として各レスラーの紹介と、当日のトーナメント表を記載します。そして、忘れてはならないもう一つの主役、DJ達のご紹介も。遊び方のカテゴライズはこの際抜きにして、マジでおもしろいよ、このイベントは。
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